東日本大震災に係わる特別ワークショップ
『お互いに支え合うために - ハコミからのヒント』

この度、東日本大震災に係わる心身のケアをテーマとして、ワークショップを行うこととなりました。JHENという組織として何ができるのかを 考えている中での、最初のひとつの試みとしての今回の企画です。

はや1ヶ月以上が経過しましたが、広範囲にわたる被災地の復興はなかなか思うようには進まず、原発の問題も不透明なままでの 長期化が必至というような状況です。

実際に被害に遭われた方、ご家族や友人が被災されたという方、直接の被害はなかったもののテレビ映像などに大きなショックを 受けていらっしゃる方、原発事故の動向に大きな不安を感じていらっしゃる方など、今もさまざまな思いがそれぞれの方の中で 渦巻いているものと思います。

そうした心や身体のダメージを、各人が自分の中だけで受けとめていくことは、難しいだけでなく、賢明なこととも言えないでしょう。 自分自身の悲しみや痛みなどをきちんと表現し、人と分かちあい、その上でお互いに必要なケアをしあうこと。また、「周りにいる 痛みを抱えた方にどう寄り添えばいいのか」についても、共に考え、情報交換したりするような係わりの活性化が重要だと思われます。

先月、HENの国際会議開催に向けた諸連絡の中で、以下の様なティク・ナット・ハーンの言葉が引用されていました。

“It is possible that the next Buddha will not take the form of an individual. The next Buddha may take the form of a community - a community practicing understanding and loving kindness, a community practicing mindful living. This may be the most important thing we can do for the survival of the earth.”
- Thich Nhat Hanh, Buddhist teacher

【日本語訳】
再びこの世界に現れてくるブッダは、「一個人」という存在ではなく、「共同体」という形をとるのではないだろうか。 それは、理解と慈愛、そしてマインドフルな生き方を実践するような「共同体」だ。それこそが、今後の地球のサバイバルにとって必要な、 最も大事なことではないだろうか…。

HEN自体、ロンが亡くなった後の、今後のハコミを継承し、発展させていくための国際的な共同体として、再出発をしたところです。

日本においては、今回の大震災を契機として、改めて人と人の繋がりやお互いに支え合うことの大切さを、日々生きていく上での そうした感覚を取り戻していくこと求められているのでしょう。

そうした活動がさまざまな形で起こってきているようにも感じますし、JHENとしてもそうした取り組みを行っていきたいと考えています。 今回のワークショップも、これからの日本に新たな(ブッダとしての)共同体を生み出していくための、とてもささやかではあるものの、 ひとつの機会になればと思っています。

ご都合が許すようでしたら、ご参加いただければ嬉しいです。


○ 日時: 2011年 5月 8日(日) 10:00〜17:00  

   このワークショップでは、主として以下の様なことを行う予定です。
     ・参加者が、大震災についてのさまざまな気持ちや思いを分かち合う。
     ・ハコミ的なアプローチで、お互いに必要なケアをしあう。
     ・「震災に関するさまざまな痛みを抱えた方に、どう寄り添えばいいのか?」
      という問いに関して、情報提供や情報交換など。

○ 会場: 東京都内の予定(お申し込み後にお知らせします)

○ 定員: 20名程度

○ ファシリテーター: JHEN東京メンバー
              ( 阿部優美、菊田陽子、高野 雅司、森久美子 )

○ 参加費: 5000円

○ お申し込み/お問い合わせ先:
   高野 雅司
    Email: mtakano@hakomi-jhen.com
    Tel: 03-6761-8690